一つ身
ひとつみ
名詞
標準
baby clothes
文例 · 用例
自分はかれこれと話して見たが、何一つ身にしみて話すことができなかった。
— 国木田独歩 『まぼろし』 青空文庫
檢温器と聽診器との外には、機械といふものを何一つ身體に當てられた事のない予も、それを聞くと何か知ら嬉しいやうな氣になつた。
— 石川啄木 『郁雨に與ふ』 青空文庫
それからもし自分が先手に素人衆の女に惚れたのなら」――鯉丈は茲で声を厳しくして言った「幇間には素人衆の女のなさけ真ごころに引き宛てにするほどのものは何一つ身の中に持ってないのだ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
……きょうだいは一つ身だと?
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
血も肉も一つ身体になって溶け合うのは、可愛い恋しい人ばかりだ。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
律師は偏衫一つ身にまとって、なんの威儀をも繕わず、常燈明の薄明りを背にして本堂の階の上に立った。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
――ほのめく短檠の灯りの下で、手入れを終った刀身をじいっと見詰めているうちに、じり、じりと誘惑をうけたものか、ぶるッと一つ身をふるわして、呟くごとくに吐き出しました。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
ならば一つ身共も悪戯してつかわそうぞ。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
作例 · 標準
祖母が生まれたばかりの孫のために、一つ身の着物を作った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この一つ身は、私が赤ちゃんの頃に着ていたものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
百貨店で可愛らしい一つ身の洋服を見つけた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash