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齲歯

うし
名詞
1
標準
文例 · 用例
家の財政のことなど知らない子供の私なぞは、却って奥の齲歯の抜けたあとのあの涼しさや珍らしさのようなものさえ、すう/\感じました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
」 主婦はランプの蔭で、ほどきものをしながら齲歯を気にしている母親を小突いた。
徳田秋声 足迹 青空文庫
母親は齲歯の痛痒く腐ったような肉を吸いながら、人事のように聞いていた。
徳田秋声 足迹 青空文庫
齲歯の見える口元も弛んで、浮いた調子の駄洒落などを言って独りで笑いこけていた。
徳田秋声 青空文庫
笹村は齲歯が痛み出して、その晩おそくまで眠られなかった。
徳田秋声 青空文庫
」 物を食べるころになると、子供も同じように齲歯に悩まされた。
徳田秋声 青空文庫
その頃僕は齲歯に悩まされていて、内ではよく蕎麦掻を食っていた。
森鴎外 ヰタ・セクスアリス 青空文庫
私は父の系統をひいて、子供の時から齲歯の患者であった。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫