葛
かずら異読 カズラ
名詞頻度ランク #19198 · 青空 537 例
標準
creeping plant
文例 · 用例
人跡絶えた山道には、人力車の通う術もなかったので、二人の若い男女は、互に助け合いながら、蔦葛の這う細道を、幾時間となくさまよい歩いた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
誠実たること――即ち愚痴つぽくないためには、敬虔なる感情を持し得るの必要、或は絶えず意識的なる自己葛藤が必要であらう。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
さうしてまた、お鈴さんに連れられて、もとの小綺麗な茶の間にかへると、そこには、大小さまざまの葛籠が並べられてある。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」とお鈴さんは口調を改めて言ひ、「せめて、雀の里のお土産のおしるしに、この葛籠のうちどれでもお氣に召したものをお邪魔でございませうが、お持ち歸り下さいまし。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」とお爺さんは不機嫌さうに呟き、そのたくさんの葛籠には目もくれず、「おれの履物はどこにあります。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
お爺さんは苦笑して、座敷に並べられてある葛籠をちらと見て、「みんな大きい。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
もしそれが本當ならば、こんどいらした時にそのお土産の葛籠とかいふものでも一つ持つて來て見せて下さいな。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
その不思議な宿の大きい葛籠でも脊負つて來て下さつたら、それを證據に、私だつて本當にしないものでもないが、そんな稻の穗などを持つて來て、そのお人形さんの簪だなんて、よくもまあそのやうな、ばからしい出鱈目が言へたもんだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
山の奥深く、大木に絡みつく太い葛が、自然の力強さを見せつけていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
庭のフェンスにいつの間にか葛がびっしりと生い茂り、取り除くのに苦労した。
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秋になると、道端の葛の葉が赤や黄色に色づき始める。
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