何か物
なにかもの
表現
標準
something or other
文例 · 用例
何か物想いに沈んでる。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
過去は、理智の領域のそと、その力のとどかないところで、思ひもかけない、何か物質的な物體のなかに(その物質的な物體がわれわれに與へるだらう感覺のなかに)隱されてゐる。
— 梶井基次郎 『「親近」と「拒絶」』 青空文庫
(何か物を案じいて、気のなき返事をなす。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
(何か物を思うらしく。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
それにかかわらずいつも充分な自信をもって自由に飛行して目的地に達するとすれば、そのためには何か物理学的な測量方法を持ち合わせていると考えないわけにはゆかないのである。
— 寺田寅彦 『疑問と空想』 青空文庫
宅の台所で骨を折ってせいぜいうまく出したコーヒーを、引き散らかした居間の書卓の上で味わうのではどうも何か物足りなくて、コーヒーを飲んだ気になりかねる。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
それだけに何か物足りない。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
何か物音が為たと思うと眼が覚めた。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
作例 · 標準
「机の上に何か物(が転がっている)んだけど、何だろう?」
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「あの部屋から、何か物(音が)聞こえてくる。」
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「その箱の中には、何か物(が入って)いるのだろうか?」
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