王位継承者
おういけいしょうしゃ
名詞
標準
heir to a throne
文例 · 用例
三百万の領民と百四十万リーヴルの年収を持つ王位継承者ルイ・シャルルは、臨終の祈祷も終油も受けず、暗牢の粗木の臥牀の上で満十歳と三カ月の短い生を終え、アウレリアス王以来、異常な運命に死んだ八百七十二人の史上の不幸な王の群の中へその名を列ねることになった。
— 久生十蘭 『カストリ侯実録』 青空文庫
王位継承者の件について、なにかおいい残しはございませんかと、セシルが聞いた。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
アテネの正統なる王位継承者スーパーテセウスは、王妃たる母親の帝王切開によってこの世に現れる。
— 太田健一 『人生は擬似体験ゲーム』 青空文庫
ピサロは古い権威を利用することの賢明なるを考えて、アタワルパの弟トパルカを王位継承者と定め、彼の手から王冠をさずけた。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
ところがその直後に、正統の王位継承者たるワスカルの弟マンコが現われ、王位を要求すると共にスペイン人の保護を求めた。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
ところが一五八九年にアンリ三世が殺されて、プロテスタント出のアンリ・ド・ナヴァールが王位継承者として認められると、俄然変説してこの新しい王(アンリ四世)を殺そうとした。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
第十二章 人相について 一五八四年アンリ三世の弟アンジュー公が死んでプロテスタントのアンリ・ド・ナヴァールがフランスの王位継承者となったので、一五八五年にはまたもや宗教戦争が始まった。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
** ウェルギリウスはここに当時二十七歳のアウグストゥスを指したのであるが、モンテーニュは法定の王位継承者アンリ・ド・ナヴァールすなわち未来のアンリ四世を想って、この句を引用しているものと推察される。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
作例 · 標準
例句