申し聞かせ
もうしきかせ
名詞
標準
文例 · 用例
どうにも、うるさく頼みますので、とうとう昨夜、私も根負け致しまして、それでは王さまにお願いして見よと申し聞かせた次第でございます。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
わかれるに当って、もう一度、遊学の心得を申し聞かせよう。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
と呉々も申し聞かせたのですが駄目です」 荘子は腕を措き眼を瞑って深く考え沈んで居たがやがて沈痛な声の調子で云った。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
おまえ行って、よく申し聞かせよ」とおっしゃいました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
「いいえ、申し聞かせました」と命はお答えになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
翌日を急げと彼に申し聞かせんほどに」 ランスロットは何の思案もなく「心得たり」と心安げにいう。
— 夏目漱石 『薤露行』 青空文庫
」「それは目安箱をもお設けになっておる御趣意から、次第によっては受け取ってもよろしいが、一応はそれぞれ手続きのあることを申し聞かせんではなるまい。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
地蔵尊の参詣人もこの頃はだんだんに遠ざかって、賽銭その他も昔とは大きな相違であるから、毎々の無心は肯かれないと申し聞かせますと、それならばいい工夫がある……と云うのが地蔵の踊りで、コロリ除けと云い触らせば、きっと繁昌すると云うのでござります。
— 地蔵は踊る 『半七捕物帳』 青空文庫