陳状
ちんじょう
名詞
標準
文例 · 用例
そして、お鳥に關する勇の返電を待ちながら、義雄は遠藤と共に碁を打つたり、村長並びに地方有志の陳状を聽いたりしてゐたが、一向その返事は來ない。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
此まで解釈せられた曙覧の性格観からは、稍外れる様だが、或は、昔からの由緒を申し立つる陳状役に選ばれて、江戸へ出たものと思はれぬでもない。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
)へその非行を告訴し、それに対して奈良坂非人から提出した陳状がすなわち佐藤氏所蔵寛元二年三月付の文書である。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
そのほか『六百番歌合』判詞の如きは、顕昭のひどい反撃をうけたもので、その方は『顕昭陳状』という名でのこっており、両者あわせて見ると歌に対する批評意識をよく見ることが出来て、なかなか大切な文献である。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
顕昭のは『袖中抄』にも少し見えるが、『顕昭陳状』や『万葉集時代難事』などにすごくあらわれている。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
これは『顕昭陳状』の中に、「やまと歌は万葉を本体と侍るに……」といっているのと全く対立する宣言でなければならぬ。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
その著名なのが『蓮性陳状』(『群書類従』和歌部)である。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
しかし蓮性はその判に不平で、院に奏したのが『蓮性陳状』であった。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
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陳状(ちんじょう)とは、中世日本における訴訟文書の1つで、訴人(原告)の訴状を受けて訴えられた論人(被告)が訴えに対する反論と自己に非が無い事を訴えるために訴訟機関に提出した上申文書。支状(ささえじょう)とも言う。陳状と訴状を合わせて訴陳状(そちんじょう)と言う。
出典: 陳状 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0