俗僧
ぞくそう
名詞
標準
worldly priest
文例 · 用例
一体本来を云えば樹下石上にあるべき僧侶が、御尊崇下さる故とは云え、世俗の者共|月卿雲客の任官謝恩の如くに、喜びくつがえりて、綺羅をかざりて宮廷に拝趨するなどということのあるべきでは無いから、増賀には俗僧どもの所為が尽く気に入らなかったのであろう。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
その行は※忽の間に一人の命を助けて、その言は俗僧の妄誕をいましめ得たるなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
毛の伸びるまでは、仕事にも出られねえので、よんどころなしにぶらぶらしているのよ」 彼は三十前後の蒼黒い男で、どうも破戒の還俗僧らしいと半七は鑑定した。
— 歩兵の髪切り 『半七捕物帳』 青空文庫
女性によって開拓された宗教――売僧俗僧の多くが仮面をかぶりきれなかった時において、女流に一派の始祖を出したのは、天理教といわず大本教といわず、いずれにしても異なる事であった。
— 長谷川時雨 『明治美人伝』 青空文庫
大寺の説経師・寺の奴隷階級の半俗僧、今一つは琵琶弾きの盲僧である。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
そこへ行くと俗僧たちは別として、僧侶は宗教によって芸術に悟るところがある。
— 北大路魯山人 『春屋の書について』 青空文庫
外観的に俗僧の書に見るようなスケールが大きいものはないが、豊かな点では徳川期のナンバーワンである。
— 北大路魯山人 『良寛の書』 青空文庫
しかるに中世になってはその語が濫用せられて、叡山の山法師、三井寺の寺法師、南都の奈良法師はもちろん、上は高僧知識から、下は末流凡下の俗僧まで、通じて法師と呼んだ。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
作例 · 標準
その寺には、金銭に執着する俗僧がいたと噂されている。
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彼は俗僧の批判を恐れず、改革を推し進めた。
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俗僧の行いは、仏教の教えに反するとされた。
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