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宝探

ほうもとむ
名詞
1
標準
文例 · 用例
母も若い気分をそゝられるように自分の雛妓時代に宝探しということが流行って、或る豪奢な旦那が下谷の名雛妓十人ほどを集め、伊予紋の庭でそれをさせた。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
二人はこのごろ東京の新聞ではやる宝探しや玄米一升の米粒調べの話などをした。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
そこで、われこそは幸運に与からんものと、正直なもので、数百の警官がまるで宝探しでもするように、この、金儲けになる福の神みたいな子供の行方を眼の色を変えてさがしまわった。
牧逸馬 チャアリイは何処にいる 青空文庫
柳生の先祖が、他日の用にと、しこたま蓄財した現金をひそかにある地点へ埋めた、その秘宝の所在を書きとめた地図が、このこけ猿の茶壺のどこかに封じこんであるのですから、いま、この宝探しのような、大旋風がまきおこっているのも、理の当然です。
こけ猿の巻 丹下左膳 青空文庫
それから始まって、全世界に知れわたると、われもわれもと宝探し屋がふえて、結局、春木自身なんかのところへその宝は絶対にころげこんでこないであろう。
海野十三 少年探偵長 青空文庫
オクタンは自分の持っている半ぺらをたよりに、宝探しをこころみたが、うまくいかなかった。
海野十三 少年探偵長 青空文庫
そのことは、宝探しには直接関係のないことじゃから、おしゃべりしないでおくよ」 老人は、そういってことばを結んだ。
海野十三 少年探偵長 青空文庫
ぜひとも君に聴いておいて貰って、これからわれわれの取り懸ろうという仕事の手がかりにして貰いたかったわけだよ」「これから取り懸るという仕事とは、ゼルシーの廃墟をたずねて、何か宝物でも掘りだすのかね」「うん、宝探しにはちがいないが、困ったことに、その宝の形が一向はっきりしないのさ。
海野十三 暗号音盤事件 青空文庫