残片
ざんぺん
名詞
標準
fragment
文例 · 用例
その叢を根にして洞窟の残片のように遺っている焼け落ちた建物の一角がある。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
こんなふうにして十歩か十二歩ばかり進んだときに、さっきひき裂いた着物のへりの残片が両足のあいだに絡まった。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
毛繻子に折返し其上に片側メリンスを縫付けある(片側全部なりや否やは不明)帯の残片に該当せざるや。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
私――マデリン・ケリイ秘書――は、電話を書き取った残片を掴んで、そこへ駈け込んだ。
— 牧逸馬 『アリゾナの女虎』 青空文庫
)とか聞いたし、近頃の消息ではまた、残片を時節がらツブシに出したとも聞いたやうだ。
— 木村荘八 『洲崎の印象』 青空文庫
獣皮塩蔵所は焼棒杭の上に屋根の残片が載っているばかり、薪置小屋は屋根を差掛けた吹きぬけの板囲いである。
— 久生十蘭 『海豹島』 青空文庫
しかし、この大水甕は、実のところ完器大破の後、本体を余すのみで、向側半体は如何にして紛失したかを知る由もないが、この大破片は我々に取っては好古参考資料として実に貴い残片なのである。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
作例 · 標準
割れた花瓶の残片が床に散らばり、日光を反射して輝いている。
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爆発現場からは、ミサイルの残片と思われる金属片が発見された。
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激しい戦いの記憶を留めるかのように、古い鎧の残片が飾られていた。
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