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腰窓

こしまど
名詞
1
標準
文例 · 用例
……古本|漁りに留守の様子は知ってるけれど、鉄壺眼が光っては、と跼むわ、首を伸ばすわで、幸いあいてる腰窓から窺って、大丈夫。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
と、下地子らしい十二三なのが、金盥を置いて引返して来て、長火鉢の傍の腰窓をカタンと閉めたので、お孝の姿は見えなくなった。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
「さあ、」と云ったが、ほほほ、とばかり、この際困ったという片頬笑みをして、ちょっと指先で畳をこすり状に、背後を向いて、も一度ほほほ、と莞爾すると、腰窓を覗いていた、島田と銀杏返が、ふっと消える。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
……四辺を見ると、次の間の長火鉢の傍なる腰窓の竹を透いて、其処が空地らしく幻の草が見えた。
泉鏡花 浮舟 青空文庫
」 女は上眼遣いに人の顔をじろじろ見ながら、低い腰窓の下に体を崩して、じッとしていた。
徳田秋声 青空文庫
葉子はぎごちない二人の間の沈黙を破りたいばかりに、ひょっと首をもたげて腰窓のほうを見やりながら、「おやいつのまにか雨になりましたのね」 といってみた。
有島武郎 或る女 青空文庫
二人は葉子の部屋だった六畳の腰窓の前に小さな二つの机を並べた。
有島武郎 或る女 青空文庫
あかりのはいるところは北口に格子囲いの低い腰窓があるっきり。
青眉の女 右門捕物帖 青空文庫