舞台度胸
ぶたいどきょう
名詞
標準
on-stage composure
文例 · 用例
空想はかなり大きく、談論は極めて鋭どかったが、率ざ問題にブツかろうとするとカラキシ舞台度胸がなくて、存外|※咀逡巡して容易に決行出来なかった。
— 内田魯庵 『二葉亭追録』 青空文庫
」 母親は少しうろたへ気味だつたが、いつもの舞台度胸で何食はぬ顔をしてゐた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
俳優の素質及び才能は、甚だ消極的な標準を以て云々され、所謂舞台度胸のある素人が、意外な賞讃を浴びて演出家の鼻を高からしめ、歌舞伎乃至新派劇畑の俳優が、何等「新劇的」教養なくして新劇の舞台に立ち、これが、現代劇もこなせる俳優といふ折紙をつけられる有様であつた。
— 岸田國士 『戯曲の生命と演劇美』 青空文庫
それが舞台度胸というのであろうか。
— 海野十三 『恐怖の口笛』 青空文庫
研究所に一年いただけにしては、舞台度胸もなかなかできているので僕はちょっと驚いた。
— 岸田國士 『あるニュウ・フェイスへの手紙』 青空文庫
年に二回あるピアノの会や、踊りの会で、私は自然舞台度胸が出来ており、そのことが、だんだん大人に対する警戒心をほどいてくれ、それに、英雄気取りが、私に大した自信をつけてくれたのか、こわいものなしの児童であった。
— 久坂葉子 『灰色の記憶』 青空文庫
あの温厚な友田君が舞台度胸を末期まで、報国の丹心を以て塗り上げたと思ふと、「偉いぞ、友田!
— 辰野隆 『旧友の死』 青空文庫
それともこれは妙子に限ったことなので、一つには平素の溌剌とした洋装に対照させる古典的服装のせいでもあるが、一つには彼女が舞の時に示す舞台度胸のせいでもあろうか。
— 中巻 『細雪』 青空文庫
作例 · 標準
大舞台での演技には、並外れた舞台度胸が求められる。
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彼女は、初めての主役にもかかわらず、素晴らしい舞台度胸で観客を惹きつけた。
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舞台度胸をつけるために、何度も人前で話す練習を繰り返した。
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