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勧進元

かんじんもと
名詞
1
標準
backer
文例 · 用例
だがよ、此方の勧進元のセシル、ローヅも豪かつたナ。
内田魯庵 犬物語 青空文庫
このとき浅草で評判とったのが、上方下りの生き人形に、隼伝之丞の居合い抜き、両国河岸のほうでは、娘手踊りに中村|辰太夫が勧進元のさるしばいでした。
袈裟切り太夫 右門捕物帖 青空文庫
ほしいものならやっときな――」 それを右門はあくまでもすがすがしい大腹で、微笑を含みながら見ながめていましたが、そのときはからずも、いま出どころが違うといった右門のその明知の鏡にちらりと映じ写ったものは、そこのしたくべやの明け荷の前に、腕組みをしている一人の勧進元らしい年寄りでありました。
毒色のくちびる 右門捕物帖 青空文庫
神近市子は、理論的|勧進元として、親切に後進を見ているようだ。
平林初之輔 昭和四年の文壇の概観 青空文庫
開幕に先ち、当夜の勧進元温泉宿の主人H君は、背広の襟をかき合せながら、舞台の前に立ち、芝居をやることは警察で許さぬと云ふが、折角お集りを願つたのだから断然決行する。
岸田國士 ある村の素人劇団 青空文庫
その長屋では、ドンヅマリに住んでゐた矢張り肥つた婆さんが勧進元で、長屋一帯に笑ひ本の貸借が流行を極めたものであつた。
坂口安吾 竹藪の家 青空文庫
流石に勧進元の婆さんは蔵書の数でも大関で数十冊とあり、運転する書籍の大部分は此処から出てゐたが、結局婆さんは借金で首の廻らないことになり、蔵書を売り払つてしまひ、界隈はとみに淋しい思ひをしたりした。
坂口安吾 竹藪の家 青空文庫
「わしもようはわからんが、この間の芝居は、県の農業会から寄越してくれたつもりでをつたに、あの芝居の勧進元は、政府からも金の出とる演芸移動本部ぢやといふことが、ここにをられる田丸さんの話でどうやら呑み込めただ。
岸田國士 荒天吉日 青空文庫
作例 · 標準
その文化祭の開催には、地元の企業が勧進元として協賛してくれた。
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有名絵師が描いた絵が、勧進元の名前と共に展示されていた。
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祭りの太鼓台は、地域住民が勧進元となり、毎年新調されている。
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