生爪
なまづめ
名詞
標準
fingernail
文例 · 用例
兵士達は、自分の生爪をもがれるように身慄いした。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
赤土の道では油断をすると足を掬われて一、二回滑り落、巌石の道では躓いて生爪を剥がす者などもある。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
私の身体をお前に遣るから、生爪を剥いで火で焚くとも、逆に釣って干殺すとも、ずたずたに斬って肉を啖うとも、血を絞って啜るとも、お前の手で出来るだけのことをして、どうでもして堪忍せよ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
右の方へかくれたから、角へ出て見ようと、急足に出よう、とすると、馴れない跛ですから、腕へ台についた杖を忘れて、躓いて、のめったので、生爪をはがしたのです。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
御覧なさい、こうやって、五体の満足なはいうまでもない、谷へも落ちなけりゃ、巌にも躓かず、衣物に綻が切れようじゃなし、生爪一つ剥しやしない。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
それから両手の指の生爪をすつかりはぎとりました。
— 鈴木三重吉 『勇士ウ※ルター(実話)』 青空文庫
生爪の付いている繊細な指の一節だった。
— 佐左木俊郎 『指』 青空文庫
鉄骨の表面は、海水にじめじめと濡れていて、リベットに足をかけると、そのままずるずると滑りおちて腕をすりむいたり、足の生爪をはがしたり、登攀はなかなか容易な業ではなかった。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
作例 · 標準
重い荷物を足の上に落とした衝撃で、親指の生爪が剥がれてしまい激痛が走った。
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生爪を剥がすような拷問が行われていたという昔の話を聞き、背筋が凍る思いがした。
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深爪をしすぎてしまい、生爪の先の敏感な部分が露出して何に触れても痛む。
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