布袋腹
ほていばら
名詞
標準
potbelly
文例 · 用例
年倍なる兀頭は、紐のついた大な蝦蟇口を突込んだ、布袋腹に、褌のあからさまな前はだけで、土地で売る雪を切った氷を、手拭にくるんで南瓜かぶりに、頤を締めて、やっぱり洋傘、この大爺が殿で。
— 泉鏡花 『瓜の涙』 青空文庫
この金持の百姓には、三人の息子――軍人のセミョーンと、布袋腹のクラスと、馬鹿のイワンと、外にマラーニャという唖の娘とがあった。
— 豊島与志雄 『女客一週間』 青空文庫
布袋腹のクラスは商売をする為めに街の商人のところへ行き、馬鹿のイワンは妹と一緒に残って、一生懸命に働いた。
— 豊島与志雄 『女客一週間』 青空文庫
そこへ駈けつけたのは一人の少年と、布袋腹の巨漢、これはいうまでもなく少年探偵の三吉と珍探偵大辻だった。
— 海野十三 『地中魔』 青空文庫
そこには大きな、円い、布袋腹の栗籠が幾つもあって、陽気な老紳士の胴衣のような恰好をしながら、戸口の所にぐったりと凭れているのもあれば、中気に罹ったように膨れ過ぎて往来へごろごろ転がり出しているのもあった。
— A CHRISTMAS CAROL 『クリスマス・カロル』 青空文庫
」 ストライヴァー氏はその年に似合わぬ布袋腹を揺がせるほどに笑った。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
「どうも、天気がカラッとせんなあ」 今にも降りだしそうな空を見あげて、布袋腹の原田雲井がいった。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
原田雲井も書いて貰ったが、「今度は、絶対、当選、疑いなか」と、布袋腹をたたき、髯面をほころばせて、自信満々としていた。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
作例 · 標準
彼は子供の頃から甘いものが好きで、布袋腹だった。
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健康診断で医者から布袋腹を指摘され、食生活の見直しを勧められた。
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豊かな布袋腹を揺らしながら、彼は豪快に笑った。
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