豆飯
まめめし
名詞
標準
文例 · 用例
彼等と一緒に兵タイに取られ、入営の小豆飯を食い、二年兵になるのを待ち、それから帰休の日を待った者が、今は、幾人骨になっているか知れない。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
小豆飯にたいてみた。
— 黒島傳治 『外米と農民』 青空文庫
そして、大きな茶碗で兵営の小豆飯を食わされる。
— 黒島傳治 『入営する青年たちは何をなすべきか』 青空文庫
翌朝、男は近くの米屋から四合十銭の米と、八百屋から五銭の青豌豆を買ってきて、豌豆飯を炊いて、食べさせてくれました。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
冷えた豆飯の殘りならあるけど、豆飯やこし――」 臆病さうな妙につめたい調子だつた。
— 島木健作 『黎明』 青空文庫
太田がお櫃の蓋をとつてみると、蠶豆のはいつた豆飯が、底の方に一とかたまり片よつたまゝになつてゐた。
— 島木健作 『黎明』 青空文庫
その豆飯を茶碗に山盛りにした太田はせかせかしながらむさぼり食ふのだつた。
— 島木健作 『黎明』 青空文庫
――「お父う、お父う、寢とるんか、え、農民組合の先生がなあ、おらとこの飯を喰べてくれたゞぞう、おらとこの豆飯を喰べてくれたゞぞう。
— 島木健作 『黎明』 青空文庫