葛根
かっこん
名詞
標準
kudzu root
文例 · 用例
葛根田川の河原におりて行く。
— 宮沢賢治 『秋田街道』 青空文庫
まるで脈を一つ採ったことの無い、自分の風邪をひいたのには葛根湯を飲んで、それで治る医者なんだ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
風薬の葛根湯ぐらいならいいが、疵薬でも買やあしねえか」「ようがす。
— 大森の鶏 『半七捕物帳』 青空文庫
友の一人が少し風気で携行した葛根湯か何か煎じてゐたが、山上の寒さの身にしむ宵とて皆に分けて飲ませる光景、外の山には雪が積つてゐてその上を弦月が照らしてるといふわけである。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
それは皆山伏の末えいで、旅館になり、農になり或は葛根をほってたつきとしている。
— 杉田久女 『英彦山に登る』 青空文庫
この頃の風邪の薬は例の葛根湯で、少し熱が強ければ、セキコウを加える。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
この外多少蘭方を知っているものは、葛根でなくて茅根を用いて茅根湯といっていた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
「天ゆく月を綱にさし」も、月の蓋の外に、巫女の月ごもりなるものを、此新室の葛根もてする如く徴して、おのが者として、かづき臥し給ふといふので、床入り際の歌である。
— 「餓鬼阿弥蘇生譚」終篇 『小栗判官論の計画』 青空文庫
作例 · 標準
漢方薬の原料として、葛根は古くから重宝されてきた。
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葛根を煮出して作ったお茶は、体に良いとされている。
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冬の寒い日には、葛根を使った料理が体を温めてくれる。
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