紳士録
しんしろく
名詞
標準
who's who
文例 · 用例
昨年、私は甲府市のお城の傍の古本屋で明治初年の紳士録をひらいて見たら、その曾祖父の実に田舎くさいまさしく百姓姿の写真が掲載せられていた。
— 太宰治 『苦悩の年鑑』 青空文庫
今の世の中では電話帳というものや、紳士録というものがあるから東京市中をウロウロする必要ナンカないのであるが、それでも電話帳や紳士録に乗っている名前では何だかインテリやブルジョアじみているような気がして満足出来ない場合が屡々ある。
— 夢野久作 『創作人物の名前について』 青空文庫
おそらく、この人の名まえは紳士録にのっているでしょう。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
「この手紙がついてからすぐ、僕は紳士録だの興信録をあけて見たんだ。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
実は岩形さんの件に就きましては、その中に一度お調べを願おうかと思っておりました次第で……岩形圭吾というのは紳士録には青森県の富豪と載っているにはおります。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
ベラールがシドニーの「紳士録」から選んで置いたものだった。
— 久生十蘭 『悪の花束』 青空文庫
彼が若し金持の息子なら、彼の名が紳士録に載っていたら、誰がそんなことを云うだろう。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
「長屋紳士録」のかアやんかい――あれはね、お蝶さんがおれの注文を飲込みすぎていた傾向があつた。
— 小津安二郎 『性格と表情』 青空文庫
作例 · 標準
彼の名前は著名人の紳士録に載るほどの実業家だ。
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古い紳士録を調べて、昔の有力者の情報を探し出した。
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この協会の会員は皆、紳士録に名を連ねるような方々ばかりです。
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