藪椿
やぶつばき異読 ヤブツバキ
名詞
標準
wild camellia (Camellia japonica)
文例 · 用例
藪椿のもさ/\と枝葉茂れるが中に濃き紅の色して咲ける、人は賤しといふ、我はおもしろしと思ふ。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
咲いてここにも梅の木があつた ここ矢足は椿の里とよばずにはいられないほど藪椿が多い(前のF家の生垣はすべて椿である)。
— 種田山頭火 『三八九雑記』 青空文庫
水音の藪椿もう落ちてゐる 水仙がおくれてやたらに咲きだした。
— 種田山頭火 『三八九雑記』 青空文庫
藪椿を活ける、水仙もよかつたが椿もよいな。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
赤き椿わが眼に赤き藪椿。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
いま死にのぞむわが乳母のかなしき眼つき…………藪椿。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
藪椿たつた一輪見つかつた、机上を飾つてくれた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
藪椿を一輪見つけて活ける、よいな、よいな。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
山道を歩いていると、藪椿が可憐な花を咲かせているのを見つけた。
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野趣あふれる藪椿は、庭園の椿とはまた違った趣がある。
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この地域では、春先に藪椿が見頃を迎え、多くのハイカーが訪れる。
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