見好げ
みよげ
形容動詞
標準
pleasant to look at
文例 · 用例
衣紋の正しく、顔の気高きに似ず、見好げに過ぎて婀娜めくばかり。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
襟許、肩附、褄はづれも尋常で、見好げに釣合ふ。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
両側に見好げなる仕舞家のみぞ並びける。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
幸薄く暮さるるか、着たるものの見好げにもあらで、なほ書生なるべき姿なるは何にか身を寄せらるるならんなど、思は置所無く湧出でて、胸も裂けぬべく覚ゆる時、男の何語りてや打笑む顔の鮮に映れば、貴婦人の目よりは涙すずろに玉の糸の如く流れぬ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
されど狼狽へたりと見られんは口惜しとやうに、遽にその手を胸高に拱きて、動かざること山の如しと打控へたる様も、自らわざとらしくて、また見好げにはあらざりき。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
――この勞働が十時間引きつゞいた――そして夜になつた時は、朝のうちはいかにもさつぱりと見好げであつたその哀れな船は、もう見窄らしく、じく濡れになつて、穢れて、すべて取り亂されてゐた。
— PECHEURS D'ISLANDE 『氷島の漁夫』 青空文庫
家の中は女世帶らしく小綺麗で、大した贅澤ではありませんが、住みよげに出來て居ります。
— 僞八五郎 『錢形平次捕物控』 青空文庫
痛みにたえかねて、身動きもできず、暗やみの底にうつぶしている小林少年の耳に、はるか上のほうから、二十面相のこきみよげな嘲笑がひびいてきました。
— 江戸川乱歩 『怪人二十面相』 青空文庫
作例 · 標準
庭には見好げな花が咲き乱れ、蝶が舞っていた。
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彼はいつも見好げなスーツをピシッと着こなしている。
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「見好げな置物ですね、どこで買ったのですか?」と尋ねた。
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