饗膳
きょうぜん
名詞
標準
文例 · 用例
最も饗膳なりとて珍重するは、長蟲の茹初なり。
— 泉鏡太郎 『蛇くひ』 青空文庫
又ずっと後の寛永初年(五年|歟)三月十二日、徳川二代将軍秀忠が政宗の藩邸に臨んだ時、政宗が自ら饗膳を呈した。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
親王がた、高官たちの饗膳にも、常の様式を変えた珍しい料理が供えられたのである。
— 藤のうら葉 『源氏物語』 青空文庫
高級役人や殿上人の饗膳などは内蔵寮から供えられた。
— 宿り木 『源氏物語』 青空文庫
饗膳にも亦特殊な爲來りがあつた。
— まれびとの意義 『國文學の發生(第三稿)』 青空文庫
母屋も釜屋も、料理人やら饗膳の支度に立ち働く男女で足のふみ場もない有様だ。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
もちろん彼にも饗膳と酒が供されたので、鱈腹たべて、寝こんでいる……。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
饗膳のこと、そちたち奉行いたせ。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫