能書
のうしょ
名詞
標準
excellent calligraphy
文例 · 用例
私は、賣藥の效能書を、實に信用する愚かな性質を持つて居ります。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
その、「二箇のズルフオンアミド基」を有する高級化學療法劑に就いては、かねて新聞廣告に依つても承知してゐたのでありますし、いま自ら購ひ求めて、藥品に添附されて在る一枚の效能書をつくづく眺め、熟讀して、腰の腫物を忘却してしまふほど安心したのであります。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
效能書に依れば、これは、たいした藥なのであります。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
二錠づつ、一日三囘服用すると、たいていの腫物は、なほるといふ效能書の言葉だつたのですが、二日服用しても、三日服用しても、ちつとも輕快になりません。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
三日服用したら、あと服用を禁止せよ、三日乃至五日間休止して、それからさらに二錠づつの服用を開始せよ、と效能書に書かれて在りましたので、私は、少しも、ききめの無いままに、その藥の服用を、やめなければならなくなりました。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
私が、あまり有頂天で效能書の文句を信じ過ぎたのでありませう。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
ク教授は新醸のワインを取出して能書きを並べた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
マツシーマーア、カデンーノーオー、センキーンーンタン」というふうに全く同じ四拍子アンダンテの旋律を繰り返しながら、だんだんに薬の効能書きを歌って行くのである。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
作例 · 標準
彼は幼い頃から書道を習い、見事な能書家として知られるようになった。
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この掛け軸には、高僧による能書が収められている。
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彼の能書は、見る者を惹きつける力があった。
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