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松が枝

まつがえ
名詞
1
標準
branches of a pine (tree)
文例 · 用例
笛あふげば高き松が枝に琴かけ鳴らす、をゆびに紅をさしぐみて、ふくめる琴をかきならす、ああ かき鳴らすひとづま琴の音にもつれぶき、いみじき笛は天にあり。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
やや行き過ぎて若者の一人、いつもながら源叔父の今宵の様はいかに、若き女あの顔を見なばそのまま気絶やせんと囁けば相手は、明朝あの松が枝に翁の足のさがれるを見出さんもしれずという、二人は身の毛のよだつを覚えて振向けば翁が門にはもはや燈火見えざりき。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
道に差出でし松が枝より怪しき物さがれり。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
出来ない望みの譬えに、松が枝に桜の花を咲かせ梅の香りを放させたいような願いだと言いますが、仏教はそれに似たことをやろうというのです。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
ま冬を光る松が枝に懺悔のひとの姿あり。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
むざんや口角より血をしたたらし、合掌し、瞑目し、むざんや天上に縊れたるものの、光る松が枝に靈魂はかけられ、霜夜の空に、凍れる、凍れる。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
桔梗短くさき浸る、汀に寄らす天少女、玉松が枝に領巾解き掛け、湖水に、糸をさらし練る。
長塚節 長塚節歌集 中 青空文庫
この一廓は、柳にかくれ、松が枝に隔てられ、大屋根の陰になり、建連る二階家に遮られて、男坂の上からも見えず、矢場が取払われて後、鉄欄干から瞰下しても、直ぐ目の下であるのに、一棟の屋根も見えない、天神下のかくれ里。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
作例 · 標準
雪が積もった松が枝は、まるで白い花が咲いたようだった。
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盆栽の松が枝を丁寧に剪定し、美しい形に整える。
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古木の松が枝には、長い年月をかけて蓄積された風格があった。
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