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隠れ里

かくれざと
名詞
1
標準
hidden village (esp. hidden retreat for nobles or refuge for soldiers of a defeated army)
文例 · 用例
ちょうど、立場が荒廃れて、一軒家が焼残ったというのも奇蹟だからと、そこで貴婦人が買取って、少い女の世を避ける隠れ里にしたのだと言います。
泉鏡花 星女郎 青空文庫
『山州名勝志』二に、山城霊山辺の鼠戸長者、鼠の隠れ里より宝を獲て富んだ話あり。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
隠れ里」の伝説は、其から起つて居ます。
――花祭り解説―― 山の霜月舞 青空文庫
山人としての祝言職を持つた人達の根拠は、大抵、さうした隠れ里にあつた様です。
――花祭り解説―― 山の霜月舞 青空文庫
其処は、非御家人の隠れ里といつた富裕な郷であつた。
折口信夫 身毒丸 青空文庫
雪国ならともかくも、場処ふさげの藁を納屋に蔵ひ込むよりは、凡、入用の分だけを取り入れた残りは、田の畔に積んで置くといふ、単に、都合上から始まつた風習に過ぎぬものと見くびられ、野鼠の隠れ里を供給するに甘んじてゐる様に見える。
折口信夫 稲むらの蔭にて 青空文庫
唯後に、僧形になつて仏・道・神三信仰を併せた形になつたものと、山に隠れ里を構へて、山伏し・修験となつた一流と、くゞつに混淆した者とがあつたことは言はれる。
唱導的方面を中心として 国文学の発生(第四稿) 青空文庫
要するに、後代まで山奥或は、岬・島陰の僻陬に構へた隠れ里から、里の祝福を述べる為に、年暦の新なる機会毎に来訪すると言ふ形の、部落があつたのである。
――序説として―― 唱導文学 青空文庫
作例 · 標準
平家の落人たちが山を越え、谷を越えてようやく辿り着いたのがこの隠れ里だと言い伝えられている。
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「こんな険しい崖の先に村があるなんて」と、かつての武士たちが作った隠れ里の入り口で息を呑んだ。
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もし敗戦の将だったら、僕は迷わずこの深い森の奥にある隠れ里へ逃げ込むだろうな。
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2
標準
legendary land (deep in mountains or underground)
作例 · 標準
山で道に迷った猟師が、霧の晴れ間に黄金の稲穂が揺れる隠れ里を見たという不思議な話がある。
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「おじいさん、その隠れ里には今でも行けるの?」と、昔話の続きを急かした。
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地下の奥深くに広がる隠れ里には、地上では絶滅したはずの生き物たちが平和に暮らしているらしい。
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ウィキペディア

隠れ里(かくれざと)とは日本の民話、伝説にみられる一種の仙郷で、山奥や洞窟を抜けた先などにあると考えられた。「隠れ世」などの呼称もある。

出典: 隠れ里 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0