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尊王論

そんのうろん
名詞
1
標準
文例 · 用例
お前達、わしが、廟堂に立ったからとて、この徳川の頽勢を盛り返し、尊王論を絶滅できると思うか。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
ただ自由論派の立言法は世人をして惑わしめたるものなきにあらず、板垣氏『尊王論』の大意に以為らく、「立憲政体を立つるの詔は吾人に自由を与え吾人をして自由の民たらしむるの叡慮に出ず、ゆえに自由を主張するは聖詔を奉ずる者なり、これに反するものは皇家を率いて危難の深淵に臨ましむるものなり」と。
陸羯南 近時政論考 青空文庫
近世史上の尊王論そのものが、やはりそうで、徳川時代の尊王論の先駆者たち蕃山、闇斎、素行、そして水戸学の始祖|光圀らが、時を同じうして四代五代将軍時代に輩出したのも偶然ではない。
服部之総 尊攘戦略史 青空文庫
しかし、幕末政局を貫流した中心スローガン「尊王攘夷」は、これら国学派尊王論に由来しないで、水戸|斉昭に主唱された。
服部之総 尊攘戦略史 青空文庫
ただ斉昭は幕権に基づいて水戸家尊王論を運用する代りに、水戸家尊王論によって幕策を旧軌に戻そうと試みただけである。
服部之総 尊攘戦略史 青空文庫
人あるいは徳川幕府の顛倒を以て煩取苛求、万民疾苦に堪えざるが故に、始めて尊王論を籍りて、その反抗の端を発きたるものとなし、あたかも維新革命を以て仏国革命と同一視し、強いて影像的暴政を描くものありといえども、これその眼孔|未だ社会の表裏に徹せざるものというべし。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫
彼の尊王論は水戸派の尊王論にあらず。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫
奴隷式の尊王論にいたっては、今の日本においては、その「民主日本の国是」をくつがえすものである。
誰が日本民族の主人であるか 天皇 青空文庫
ウィキペディア

尊王論(そんのうろん)とは、王者を尊ぶ思想のこと。もとは中国の儒教に由来し、日本にも一定の変容を遂げたうえで持ち込まれた。

出典: 尊王論 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0