女関係
おんなかんけい
名詞
標準
relations with women
文例 · 用例
そのため、父は母の歿後、後妻も貰わないで不自由を忍んで来たのであったが、蔭では田舎者と罵倒している貝原から妾に要求され、薫と男女関係まであることを知ったなら父の最後の誇りも希望も※り落されてしまうのである。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
その結果は、啻に道徳上の破産であるのみならず、凡ての男女関係に対する自分自身の安心というものを全く失って了わねば止まない、乃ち、自己その物の破産である。
— 石川啄木 『性急な思想』 青空文庫
しかし又世間は御方便なもので、一方から見るとこの鼻の表現の影響は、こう迄厳密に男女関係に当てはまって行きませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
金谷完治氏の※惑――(同上)は或る気の弱い青年の男女関係を描き、微笑を誘はれるところもあつて次々へ楽々と読めたが、それだけに安易に走つてゐるかたむきで、またわたしは不覚にも題名の意味が解らず興味を殺がれた。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
だから私が男女関係の或る狂いといったのは、男女が分担すべき生殖現象の狂いを指すことになる。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
私はここでこの男女関係の狂いが何故最も悪い狂いであるかをいいたい。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
これが男女関係の純一無上の要件である。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
この男女関係の堕落はどれ程の長い時間の間に馴致されたか、それは殆んど計ることが出来ない。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫