文福茶釜
ぶんぶくちゃがま
名詞
標準
bunbuku chagama (a mythical raccoon dog transformed into a teapot)
文例 · 用例
青麦と蚕豆の畦を通って茂林寺の文福茶釜を見物いたします。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
雨夜の傘雨夜の傘蛇の目傘文福茶釜は化け茶釜お寺の釣瓶も化け釣瓶雨夜に傘さして来た。
— 野口雨情 『十五夜お月さん』 青空文庫
これは当方で名高き正法寺の文福茶釜(14)であるが、いまはその茶釜には大事の蓋がない。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
そのときかの文福茶釜が逃げ出そうとあせったが、金綱でかたく繋がれているので自由ができず、蓋ばかりどこかへ飛んだということである(15)。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
(14)奥州の文福茶釜は、江戸近くのものとは違って綱渡りなどの芸当はできなかったが、ばか正直に小僧たちなどの悪戯をしたから金綱で縛られた。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
「違えねえ、飴の中からお多福さんが出たよだ――さあさあ、これなる唐茄子から何が出ますか代価は見てのおもどり――ハッ来た、とくりゃあたいしたものだが、文福茶釜じゃあるめえし、鍋に入れたからって踊りだしゃあしまい。
— 長谷川時雨 『チンコッきり』 青空文庫
二十世紀の奇蹟|今様文福茶釜――ではない文福釜。
— 海野十三 『金属人間』 青空文庫
そうだ文福茶釜二世あらわる。
— 海野十三 『金属人間』 青空文庫
作例 · 標準
昔話の文福茶釜を読んだ娘が、「タヌキがやかんになるなんて可哀想」と泣き出した。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
骨董市で、まるで文福茶釜に出てきそうな古びた鉄瓶を見つけた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
その寺には、文福茶釜のモデルになったという伝説の茶釜が展示されている。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview