幻辞.com

日置流

へきりゅう
名詞
1
標準
Hekiryu school of archery (Muromachi period)
文例 · 用例
片膚脱ぎで日置流の弓を引く。
泉鏡太郎 春着 青空文庫
処で、今度、隅田川|両岸の人払、いや人よせをして、件の陣羽織、菊綴、葵紋服の扮装で、拝見ものの博士を伴ひ、弓矢を日置流に手ばさんで静々と練出した。
泉鏡花 妖魔の辻占 青空文庫
矢場には既に弓道師範|日置流に掛けては、相当名のある佐々木源兵衛が詰めかけていたが、殿のお出でと立ちいでて恭しく式礼した。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
掛け声、矢走り、弦返り、それが寸分の隙さえなく日置流射法の神髄にピタリと箝まっているからである。
国枝史郎 日置流系図 青空文庫
「我ら日置流の射法を学びここに十年を経申すがこれほど凄じい弓勢にはかつて逢ったことございませぬ」「全く恐ろしい呼吸でござったのう」「妖怪でござるよ。
国枝史郎 日置流系図 青空文庫
その巻物こそ他ならぬ弓道|日置流の系図であった。
国枝史郎 日置流系図 青空文庫
日置弾正を流祖とした日置流弓道は後世に至って、露滴派、道雪派、花翁派、雪荷派、本心派、道怡派の六派に別れ、いわゆる日置流六派として武家武術の表芸となり長く人々に学ばれたがこの六派の他に尚八迦流という一流があり武芸を好む町人や浪人達に喜ばれたがこの八迦流の流祖こそすなわち猟師多右衛門なのである。
国枝史郎 日置流系図 青空文庫
それにしても、不思議な妖怪沙汰を起こし日置流系図を多右衛門に与え別に一派を立てさせたのはいったい何者であったろう?
国枝史郎 日置流系図 青空文庫
作例 · 標準
祖父は若い頃から日置流の弓術を修めており、その立ち姿には一点の隙もなかった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
大学の弓道部に入ると、指導員から日置流に伝わる独特の射法について教わった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
保存会の演武会では、日置流の伝統を守る射手たちが力強く矢を放っていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア

日置流(へきりゅう)とは、古流の逸見流を学んだ日置弾正政次(正次とも)が確立した、和弓の流派の一つである。日置弾正正次は室町時代(15世紀後半)の人といわれているが諸説あり、神仏の化身と称されたり、日置吉田流初代・吉田上野介重賢と同一人物であるとされたりするが、架空の人物との説が有力である。

出典: 日置流 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0