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坦懐

たんかい
形容動詞名詞
1
標準
level emotion
文例 · 用例
が、ことしの正月、十七歳になると、もうお雪を見て、虚心坦懐でおれなかった。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
わしも、思っているところを虚心|坦懐に申しますから、君も、遠慮なさらず率直に、なんでも言って下さい。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
お互いに舞台上の演出効果――蔭の花を持たせ合って、透かさず舞台気分を高潮させ合い、共同一致のファインプレイを演出し合うだけの虚心坦懐さがなければ仁輪加の花は咲かない。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
かつ、二葉亭の性質として決して好い加減に書擲ったものではないだろうが、三方四方の不平不満が一時に殺到する心的葛藤に忙殺されていては、虚心|坦懐に沈着いて推敲鍜練していられないのが当然であった。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
――きらり、名人の目が鋭く光ったかと思うと、おもむろに向き直って、虚心|坦懐、なんのわだかまりもなく敬四郎にいったことでした。
闇男 右門捕物帖 青空文庫
彼らの背には、多くの重役、株主、会社員がおり、しかも、彼らの代表する会社はもともと利益を唯一の目的として成立したものであつてみれば、彼らが利益を度外視して、真に虚心坦懐に事をはかるというようなことは、実際問題として期待し得べきことかどうか、はなはだ疑なきを得ない。
――情報局の映画新体制案について―― 思い 青空文庫
虚心坦懐であれ、洒々落々たれ、淡々たれ、悠々たれ。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
「虚心坦懐とは日本でこそ最も高貴な精神とされているが」「今のところ、如何なる国際列車もまだ乗換場所がいくつも必要だから」「パリ人というものは自身や他人の金利のことについて口を出さぬ。
――横光氏の「厨房日記」について―― 「迷いの末は」 青空文庫
作例 · 標準
過去のわだかまりを捨てて、虚心坦懐に話し合うことが解決への近道だ。
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彼は自分の失敗を認め、坦懐な態度で周囲の意見に耳を傾けた。
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大自然の中に身を置くと、心が洗われて坦懐な気持ちになれる。
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