空札
からふだ
名詞
標準
dead card (comp. karuta)
文例 · 用例
初めに空札一枚読むのに用いる歌をめいめい工夫して来たものだ。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
それから署長は押し入れからふだん魚釣りに行くときにつかふ古いきゅうくつな上着を出して着ておまけに乗馬ズボンと長靴をはいた。
— 宮沢賢治 『税務署長の冒険』 青空文庫
これからふだんの学課の時間もっともっと気をつけて、先生の教えて下さる事を覚えようと思っています。
— 夢野久作 『キキリツツリ』 青空文庫
「なんとでもいいたまえ、ぼくは卑劣なことはしたくないからふだんに苦しんで勉強してるんだ、きみらはなまけて楽をして試験をパスしようというんだ、その方が利口かも知らんがぼくにはできないよ」「きみは後悔するよ、生蕃はなにをするか知れないからね」 光一は答えなかった。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
初めからお詣りをするつもりでいたくせに、わざわざ買物袋などをさげ、買物の帰りだからふだん着のままでよいなどと、なぜごまかすのか。
— 豊島与志雄 『母親』 青空文庫
それにしても、井出夫人は、今日は最初からふだんよりも鋭さを示してはいなかつたろうか?
— 岸田國士 『火の扉』 青空文庫
それからふだんから考えておいた質問を、学校帰りの子供四、五人に、答え易い、考え易い言葉で話しかけて見ることにしている。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
さうして一高時代からのどちらかといへば羽織袴のおつきあひがちよいちよい著からふだん著のそれへとかはつていつた。
— 中勘助 『きもの』 青空文庫
作例 · 標準
百人一首で、すでに読み札がなくなった絵札を空札と呼ぶ。
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取り札が全て場に出たのに、まだ読み上げられていない歌があったらそれは空札だ。
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「この札はもう空札だから、取っても意味がないよ」と先輩が教えてくれた。
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競技かるたでは、空札の見極めも勝敗を分ける重要な要素だ。
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