黄金世界
おうごんせかい
名詞
標準
utopia
文例 · 用例
最終戦争と言えば、いかにも突飛な荒唐無稽の放談のように考え、また最終戦争論に賛意を表するものには、ややもすればこの戦争によって人類は直ちに黄金世界を造るように考える人々が多いらしい。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
我国に於きましても、政治上に種々なる弊害があるから、欧羅巴の様に改革したならば、定めし黄金世界になるであらうと思つて居る者があるが、これは余りに政治に重きを置き過ぎたものと、私は考へます。
— 木下尚江 『自由の使徒・島田三郎』 青空文庫
然しながら黄金世界は来らずして、却て度々色々な困難を受けました。
— 木下尚江 『自由の使徒・島田三郎』 青空文庫
橿原の宮に還ることは、国学者の等しく望んで居た黄金世界であつた。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
吉原や太夫に絡んだ伝へは、色町を黄金世界のやうに渇仰した人の夢ばかりが語られてゐるので、多く正面からは受けとれないものだ。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
もとより物質的文明が進んだからというて、そのため人情風俗がよくなるというわけはなく、われら一個の考えによれば今後はますます万民|鼓腹して些の不平もない理想的黄金世界からは遠ざかりゆくであろうが、これは別に理由のあることで、物質的文明が進んでも進まなくてもおそらく避けることはむずかしかろう。
— 丘浅次郎 『戦争と平和』 青空文庫
今日ニ在テハ銀時代ナル名稱ハ人ノ用ヰザル所ナレドモ、黄金時代或ハ黄金世界ナル名稱ハ形容ノ語トシテ行ハレ、青銅時代鐵時代ナル名稱ハ考古學上ノ術語トシテ行ハル。
— 坪井正五郎 『石器時代總論要領』 青空文庫
作例 · 標準
例句