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苦茶

にがちゃ
名詞
1
標準
文例 · 用例
けだし日本は、三千年来世界と孤立した特殊国で、文物と国風の一切がちがっており、全くユニックに発育した国であるのに、最近外国からの文化が渡来した為、何もかも無茶苦茶の混線となってしまったのである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
然るに来てみると、彼の眼に映つた此の中学は目茶苦茶なものであつた。
中原中也 校長 青空文庫
やり切れねえなあ、嬶は又腹を膨らかしやがったし、……」彼はウヨウヨしている子供のことや、又此寒さを目がけて産れる子供のことや、滅茶苦茶に産む嬶の事を考えると、全くがっかりしてしまった。
葉山嘉樹 セメント樽の中の手紙 青空文庫
その上、猫入らずまで混ぜてあったのだが、兎に角私は、滅茶苦茶に甘いものに飢えていた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
私は頭を抱えながら、滅茶苦茶に沢山な考えを、掻き廻していた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
知ってなきゃそんな無茶苦茶な事が云える筈がなかろうじゃないか。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
暗くて、暑くて、不潔な、水夫室は、彼が「静か」になったにも拘らず、何かが、眼に見えない何かが、滅茶苦茶に暴れまくっていた。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫
――滅茶苦茶に手前等は儲けやがって、俺たちを搾りやがるから、いずれストライキだよ。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫