打ち崩す
うちくずす
動詞
標準
文例 · 用例
其努力の重なるものは、無論自分の前にゐる令嬢の遠慮と沈黙を打ち崩すにあつた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
その努力の重なるものは、無論自分の前にいる令嬢の遠慮と沈黙を打ち崩すにあった。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
いずれは見なければならない悲しみの極みまで無心で居るお久美さんを歩ませて行くのは忍び難い事で有ったけれ共、又今切角お久美さんの心の前に美くしく現われて居る蜃気楼を自分の一言で打ち崩す事も出来なかった。
— 宮本百合子 『お久美さんと其の周囲』 青空文庫