心の支え
こころのささえ
名詞
標準
moral support
文例 · 用例
そのような時に、大事な玩具を一つ持っていることは………ただ持っているだけで、心の支えになるような気がしますの。
— ――近代伝説―― 『白塔の歌』 青空文庫
生きてゆくことに希望をもち、斬新な生活の方法を考えだして実行するという、張りのある世渡りをし、一日一日を満足して生きていたものだが、このごろ、心の支えがなくなったようで、すこしこみいったことになるとすぐ、どうでもいいと投げだしてしまう。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
そういう時の心の支えが、この病人にはないんじやないかと思うんです」「失礼ですけれども、あなたは、京野等志さんでいらつしやいますか?
— 岸田國士 『光は影を』 青空文庫
今までは、とにかく生きておいでだということが心の支えになっておりましたが、明日から、どうやって過して良いのかわかりませぬ」 と、重衡にすがって泣くのであった。
— 第十二巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
伸子は、足もとのあぶなっかしさよりも、寧ろはげしくゆり動かされている心の支えが欲しい心持から、茶色外套をきている素子の腕にすがった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
口の重い性分で、いつもむっと怒ったような顔をしているし、して呉れることもたかの知れたものだったが、おけいにとっては大きな心の支えであり、頼りであった。
— 山本周五郎 『追いついた夢』 青空文庫
だがそれでもいい、彼女にはその夢が哀しいほど嬉しかった、あんなにたくさんお金のある場所をみつけてくれたことが、死んでからも自分のことを心配し、護っていて呉れるようで、一種の心の支えになるように思えた。
— 山本周五郎 『契りきぬ』 青空文庫
あの悲しい出来事に耐えられたのも、弟と別れ別れにくらしていられるのも、甲斐という人がいて、心の支えになってくれるからである。
— 第四部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
作例 · 標準
苦しい練習に耐えられたのは、チームメイトの存在が大きな心の支えだったからだ。
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夫が病に倒れた時、子供たちの明るい笑顔が何よりの心の支えになった。
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彼にとって、亡き妻との思い出の写真は、人生を歩む上での精神的な心の支えである。
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