いや増す
いやます
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
標準
to increase more and more
文例 · 用例
煩悩の氷厚ければ、これを割る仏の慧日、光芒をいや増す。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
父の垂髯寂びがちに、母はいや増す鬢の霜。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
女はその紳士の心づくしの振る舞いに舞い上がってしまい、その効果は母の声高な賞賛の言葉でいや増す。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
電子化でいや増す参考図書のありがたみ 英語を読もうとする気力だけは持っている私ですが、読解力の方はなんとも自信がありません。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
けれども葉子は船室に帰る気力もなく、右手でしっかりと額を押えて、手欄に顔を伏せながら念じるように目をつぶって見たが、いいようのないさびしさはいや増すばかりだった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
どなたが寄進して下さるといっても、寺の修繕などはお断わり申します」 こういうふうであるから、諸人の信仰はいや増すばかりで、僧らは十余年のあいだに大いなる富を作ったが、又それを知っている賊徒があって、ある夜この寺を襲って師弟三人を殺し、貯蓄の財貨をことごとく掠めて去った。
— 閲微草堂筆記(清) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
葉子に、冷遇されればされるほど、黒吉の恋情は、いや増すばかりであった。
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
多情多恨で、失敗を演じているのは神々の通例、大国主などはそれによって人気いや増す有様であるのに、猿田彦はどうもいけない。
— 安吾・伊勢神宮にゆく 『安吾の新日本地理』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「to increase more and more」である。
「to increase more and more」という意味で使われることが多い。
to increase more and more」という概念は重要だ。
その出来事は「to increase more and more」の良い例だ。