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鉋屑

かんなくず
名詞
1
標準
wood shavings
文例 · 用例
山吹や井手を流るる鉋屑 崖下の岸に沿うて、山吹が茂り咲いている。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
そこへ鉋屑が流れて来たのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
西吹けば東にたまる落葉かな 西から風が吹けば東に落葉がたまるのは当り前で、理窟で考えると馬鹿馬鹿しいような俳句であるが、その当り前のことに言外の意味が含まれ、如何にも力なく風に吹かれて、鉋屑などのように転ってる侘しい落葉を表象させる。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
自分はその辺りに転っている鉋屑を見、そして自分があまり注意もせずに煙草の吸殻を捨てるのに気がつき、危いぞと思った。
梶井基次郎 泥濘 青空文庫
……其の気で城趾に根を生いて、天守と根較べを遣らうなら、御身は蘆の中の鉋屑、蛙の干物と成果てやうぞ……此老爺はなか/\術がある!
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
大工の手許から一枚々々にまくれて出る鉋屑は流るゝ砂の上をすうつと走つてはくる/\と轉りながら後から/\出てこれも北へ/\と走る。
長塚節 濱の冬 青空文庫
濱は不漁がつゞくといふと貧乏な漁師共に懷をむしられるので網主はよく/\疲弊してしまふのだといふのであるが、それでも主人は濱の鉋屑が飛ぶやうな態度でなあに一網引つ掛けりや譯はねえと埃のついたチヨン髷を振りまはして一向苦にならぬ樣子である。
長塚節 濱の冬 青空文庫
舟は西河岸の方に倚って上って行くので、廐橋手前までは、お蔵の水門の外を通る度に、さして来る潮に淀む水の面に、藁やら、鉋屑やら、傘の骨やら、お丸のこわれたのやらが浮いていて、その間に何事にも頓着せぬと云う風をして、鴎が波に揺られていた。
森鴎外 百物語 青空文庫
作例 · 標準
工房の床には、ヒノキの心地よい香りを放つ鉋屑が山のように積まれていた。
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ストーブの火を起こす際、細かい鉋屑は非常に良い焚き付けになる。
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木工教室では、子供たちが鉋掛けで出た鉋屑を集めて工作を楽しんでいた。
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