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笑窪

えくぼ異読 エクボ
名詞
1
標準
dimple
文例 · 用例
連れて来た袖猿に栗をあてがって置いて、彼女等はお互いの着物の皺に出来た大小の笑窪を評し合っている。
――朝と昼―― 巴里のキャフェ 青空文庫
笑いかけると、左右の頬に、子供のような笑窪が出来た。
黒島伝治 渦巻ける烏の群 青空文庫
良人の画家に「大陸的」と極めをつけられてよいのか悪いのか判らないが、気に入った批評として笑窪に入った檜垣の主人まで「そういえば、なるほど、君の芸術は味だな」と相槌を打つ苦々しさ。
岡本かの子 食魔 青空文庫
女などどこが良いのだろうと、改めて思われて、三好は自分が女の腹から生れた人間だとはいかにも思いたくなく、佐助のアバタが笑窪だなどと思いたがるこんな女など、早く佐助に押しつけてしまおうと、やっきになって佐助の行方を探していたが、空しかった。
織田作之助 猿飛佐助 青空文庫
栄養不良らしい青い顔をして、そりの強い眼鏡を掛けてゐてオドオドした娘だつたが、楢雄が行くたび首筋まで赧くして、にこつと笑ふと、笑窪があつた。
織田作之助 六白金星 青空文庫
目には、曲がり角の朽ちかかった黒板塀を透して、木部から稟けた笑窪のできる笑顔が否応なしに吸い付いて来た。
有島武郎 或る女 青空文庫
葉子は少しいたずららしい微笑を笑窪のはいるその美しい顔に軽く浮かべながら、階段を足早に降りて行った。
有島武郎 或る女 青空文庫
さぞかしおどろくかと思いのほかに、ちらりと幽かに笑窪を見せながら、ずいとひと足うしろに退ると、不敵なことに得物は同じ鉄扇なのでした。
江戸に帰った退屈男 旗本退屈男 第九話 青空文庫
作例 · 標準
彼女がはにかむと、右の頬に可愛らしい笑窪が浮かび上がるのが印象的だった。
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「赤ちゃんの笑窪、パパにそっくりね」「本当だ、笑うと急に似てくるな」
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鏡の前で笑顔の練習をしていたら、自分に笑窪があるのを初めて知って少し驚いた。
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