不要品
ふようひん
名詞
標準
文例 · 用例
実はな、ここへ今に三四人ばかり、いりもしない首飾りや指環をつけた夫人連がやってくるので、その不要品を頂戴して、貧しい者に恵んでやろうと思っていたのだ。
— 平林初之輔 『探偵戯曲 仮面の男』 青空文庫
ただし、私は皆さんのご不要品を頂戴しっぱなしで、あとでお返ししないという点だけがちがうのです。
— 平林初之輔 『探偵戯曲 仮面の男』 青空文庫
私は貴女がたの不要品をいただいていって、それを金にかえて、困っている者に取り次ぐだけです。
— 平林初之輔 『探偵戯曲 仮面の男』 青空文庫
それが、一旦北支まで行って、不要品整理で送りかえしてよこしたもの。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
時計を売ったから、むしろ腕輪の不要品が一ツふえた筈なのに、腕輪を買って戻ったから、甚だ奇異に思ったと時計屋は語っているのである。
— 坂口安吾 『南京虫殺人事件』 青空文庫