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雑訴

ざっそ
名詞
1
標準
文例 · 用例
御還幸の後、記録所を再興し、親しく政をみそなはせ給ひ、雑訴決断所を置いて訴訟を決せしめ給ひ、武者所を設けて、武士の進退を掌らしめられた。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
はや掠奪乱暴などの雑訴が、寺や百姓のうちから頻々と出ておりますが」「さっそく諸所へ、厳戒の制札を立てろ。
新田帖 私本太平記 青空文庫
そして、さっそく、 記録所 雑訴決断所 侍所(近衛軍) などの機構を設け、恩賞のわりあてだの、国司制度の復活、税制、財務の急などをすすめることになっているが、まだ、それぞれ委員は人選中で、それらの機関が、はたらき出すまでにはいたっていない。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫
むむ、雑訴決断所なら郁芳門のそばではないか。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫
雑訴決断所 は、ひろく聖断を仰ぐところの役所とあって、五|畿、七道、八番の地域にわかたれ、それぞれ政務を分担する仕組みであったが、ここもその上層部は、すべて公卿任官で名をつらねた。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫
――以来、六波羅にあって、治安の難に当るやら雑訴を見るなど、くつろぐまもあるまいに、よう精励いたしおるな」「は。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫
たとえば雑訴決断所の寄人佐々木道誉さまなども古くからのお友達だ。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫
婆娑羅な半面もよく気が合うし、わけて武将間の内輪さぐりにも、市井の雑訴を知るうえにも、得やすからざる人物、最良な顧問役と、彼は見ている。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫