誚
誚
名詞
標準
文例 · 用例
太祖|濂を廷に誉めて曰く、宋景濂|朕に事うること十九年、未だ嘗て一|言の偽あらず、一人の短を誚らず、始終|二無し、たゞに君子のみならず、抑賢と謂う可しと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
わたくしはこんな分疏をして、人の誚をかえりみない。
— 森鴎外 『空車』 青空文庫
尋常|許取の濫は、芸人があるいは人の誚を辞することを得ざる所であろう。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
さるに數奇失意の人は造化を怨み、自然を憤りて、此世を穢土と罵り、苦界と誚るなり。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
榛※翦るなきの誚は甘んじ受くる所である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
好色の誚は榛柏の兄弟皆免れなかつたが、二人は其挙措に於て大に趣を殊にしてゐた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
是においてや僭越の誚が生ずる。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
あるいはそれではギョオテに済むまいと誚められるかも知れない。
— 森鴎外 『不苦心談』 青空文庫