肉太
にくぶと
形容動詞名詞-の形容詞名詞
標準
boldface (type)
文例 · 用例
丹濃は凛々しき武士の服裝に、好みの太刀を横たへ、色淺黒く肉太に、如何にも落著いた風采を磬折して立つた。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
はたして第一面には「聖寿万歳」と肉太に書かれた見出しの下に貴顕の肖像が掲げられてあった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
測定者という項目には、「丘」と肉太のサインを入れることを忘れなかった。
— 海野十三 『キド効果』 青空文庫
瞬間の異樣な變化に胸うたれた青年が、おもはず居ずまひをなほさうとしたとたん、さつと腕がのび――あつといふまに太田の肉太の指はむずとばかり彼の襟首を引つとらへてゐた。
— 島木健作 『黎明』 青空文庫
もう少し肉太でなければならない。
— 伊丹万作 『人間山中貞雄』 青空文庫
平三は表紙一ぱいに肉太に「浜帳」と書いた厚い帳面と矢立とを持つて、先刻から岩の上に腰かけて此活気に充ちた光景を眺めて居た。
— 加能作次郎 『厄年』 青空文庫
それは思いがけなく逃走中の支倉喜平から来たもので、巻紙に肉太の達筆で長々と認めてあった。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
渡辺刑事が急いで取上げて見ると、それは肉太に松下一郎と書かれた支倉からの手紙だった。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
作例 · 標準
重要な部分は肉太のフォントで強調してください。
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昔の書道の先生は、肉太の筆文字を好んだ。
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この本の見出しは肉太で、遠くからでも読みやすい。
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