大人げない
おとなげない
形容詞
標準
immature
文例 · 用例
やんちゃんもここに至っては棄置かれず、言付け口をするも大人げないと、始終|蔭言ばかり言っていた女房達、耐りかねて、ちと滝太郎を窘なめるようにと、夜に入ってから帰る母親に告げた事がある。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
「いや、それも大人げない。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
この声を聞くとチチコフは、こんな大人げない場面を召使どもに見られては工合が悪いし、それに、ノズドゥリョフを捉まえていたところで所詮無駄だと思ったので、掴んでいた手を放した。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
大人げないとは思いながら、何度か繰りかえした問いがまた口に出てしまった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
それも今更大人げないと、そつちを向く人があつてもかまはない。
— 岸田國士 『幕は開かない』 青空文庫
従つて、自分は、フオークで肉を刺すぐらゐのことは心得てゐながら、わざわざ手づかみで食ひ、それが却つて、「えらい」と思ふ、さういふ手合が、まだその辺にゐるやうですが、さういふ気もちもわかるにはわかるが、あまり大人げない。
— 岸田國士 『島国的僻見』 青空文庫
まつたく、孫のできる年で、あんまり無茶な、青年のやうな勇気にはやるのも大人げないと、だんだん思ふやうになつてきて……」 彼はひどく好機嫌になつてきて、人の思惑に頓着なく、自分勝手な話をはじめる。
— 坂口安吾 『波子』 青空文庫
誠にわれながら大人げない次第だと思ふ。
— 岸田國士 『「時・処・人」まへがき』 青空文庫
作例 · 標準
例句