緑礬
りょくばん
名詞
標準
melanterite (FeSO4-7H2O)
文例 · 用例
くれない極まって緑礬の輝きを閃かしている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
浪間と浪の陰に当るところは、金沙を混ぜた緑礬液のように、毒と思えるほど濃く凝って、しかもきらきら陽光を漉き込んでいる。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
その戸棚を開けると、緑礬、硝石、甘草、肉桂、薄荷、どくだみの葉、中には売薬の版木等がしんみりと交錯がつた一種異様の臭を放つ。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
その戸棚を開けると緑礬、硝石、甘草、肉桂、薄荷、どくだめの葉、中には賣藥の版木等がしんみりと交錯がつた一種異樣の臭を放つ。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
物置の中には、いろ/\の物がゴチヤ/\してゐて、緑礬の入れてあつた大きな茶碗へ新らしく水を盛つたのが、マッチの灯であり/\と見られた。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫
京子は緑礬を呑めば死ねると思つたのらしかつた。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫
川下が堰きとめられて緑礬色の水が湛え、褐色の落葉が点々として浮いて居る。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
醸造者用薬品店で1/2から5cwt.(cwt.=約50kg)の大樽に入れて無害だと言って「にがり」(bittern)の名前で売られているものは、硫酸第一鉄(copperas:緑礬)、コクルス・インディクスの実の抽出物、カシアの抽出物、スペイン・リコリスからなっている。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
作例 · 標準
洞窟の壁には、緑礬の結晶が美しく輝いていた。
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緑礬は、鉄分を多く含む鉱物だ。
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地質学者は、この地域の土壌から緑礬を検出した。
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ウィキペディア
緑礬(りょくばん、英: melanterite)は鉱物(硫酸塩鉱物)の一種。化学組成は硫酸鉄(II)の7水和物(FeSO4・7H2O)。単斜晶系。黄鉄鉱(FeS2)や磁硫鉄鉱(Fe1-xS)などが酸化分解することによって生じる二次鉱物。
出典: 緑礬 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0