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帆前船

ほまえせん
名詞
1
標準
sailboat
文例 · 用例
孕の鼻の陰に泊っている帆前船の舷燈の青い光が、大きくうねっている。
寺田寅彦 青空文庫
西は入江の口、水狹くして深く、陸迫りて高く、此處を港に錨を下ろす船は數こそ少いが形は大きく大概は西洋形の帆前船で、出積荷は此濱で出來る食鹽、其外土地の者で朝鮮貿易に從事する者の持船も少なからず、内海を往來する和船もあり。
國木田獨歩 少年の悲哀 青空文庫
帆前船の暗い影の下を潜り、徳二郎は舟を薄暗い石段の下に着けた。
國木田獨歩 少年の悲哀 青空文庫
西は入り江の口、水狭くして深く、陸迫りて高く、ここを港にいかりをおろす船は数こそ少ないが形は大きく大概は西洋形の帆前船で、その積み荷はこの浜でできる食塩、そのほか土地の者で朝鮮貿易に従事する者の持ち船も少なからず、内海を行き来する和船もあり。
国木田独歩 少年の悲哀 青空文庫
帆前船の暗い影の下をくぐり、徳二郎は舟を薄暗い石段のもとに着けた。
国木田独歩 少年の悲哀 青空文庫
けれどもあの透きとおるような海の藍色と、白い帆前船などの水際近くに塗ってある洋紅色とは、僕の持っている絵具ではどうしてもうまく出せませんでした。
有島武郎 一房の葡萄 青空文庫
浪の江丸とは、例の反古新聞に記されて居つた名で、はじめ、大佐の一行を此島へ搭せて來た一大帆前船、あゝ、あの船も、今は何かの理由で、此海岸にあらずなつたかと、私は窓の硝子越しに海面を眺めると、星影淡き波上には、一二|艘淋し氣に泛んで居る小端艇の他には、此大海原を渡るとも見ゆべき一艘の船もなかつた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
どうか、今度は罰として、帆前船へでも乗り組ませてはいたゞけないでせうか。
鈴木三重吉 勇士ウ※ルター(実話) 青空文庫
作例 · 標準
霧の向こうから、巨大な帆を広げた帆前船がゆっくりと港に入ってきた。
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古い絵葉書には、かつてこの海を頻繁に行き来していた帆前船の勇姿が描かれている。
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エンジンのない帆前船を操るには、風の動きを読む卓越した技術が必要だった。
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