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二の松

にのまつ
名詞
1
標準
middle pine tree to a noh stage (of the three placed in front of the bridge walkway)
文例 · 用例
目に止まらぬ速度で発射される微細な火弾が、目に見えぬ空中の何物かに衝突して砕けでもするように、無数の光の矢束となって放散する、その中の一片はまたさらに砕けて第二の松葉第三第四の松葉を展開する。
寺田寅彦 備忘録 青空文庫
」と祈る時、傘を半びらきにした、中にも毒々しい魔形なのが、二の松へ這つて出る。
泉鏡太郎 くさびら 青空文庫
二の松も影を籠めて、袴は霧に乗るように、三密の声は朗らかに且つ陰々として、月清く、風白し。
泉鏡花 木の子説法 青空文庫
」 山伏の言につれ、件の毒茸が、二の松を押す時である。
泉鏡花 木の子説法 青空文庫
橋がかりに近い、二の松の蔭あたりに、雪代の見えたのが、単に天降る天人を待つ間の人間の花かと思う。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
……一の松、二の松、三の松に、天人の幻が刻まれて、その影が板羽目に錦を映しつつ、藻抜けて消えたようなシテの手に、も一度肩を敲いて、お悦が拾って来た扇を渡したのが幕際であった。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
僕は二の松へかかつた金太郎氏の姿を綺麗な気狂ひだなと感心した。
芥川龍之介 金春会の「隅田川」 青空文庫
さうした事から又、橋掛りの一の松・二の松・三の松等に関しても、同様な事が言はれるのではないかと考へられますが、そこまで立ち入る事は些か危険です。
折口信夫 能舞台の解説 青空文庫
作例 · 標準
能舞台の橋掛かりにある三本の松のうち、真ん中が二の松だ。
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演者は二の松の前で一瞬立ち止まり、深く息を吸った。
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二の松は、能楽において重要な舞台装置の一つである。
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