木人
もくじん
名詞
標準
文例 · 用例
意志に礙って肉情はほとんどその方へ融通してしまった木人のような復一はこれを見るとどうやらほんのり世の中にいろ気を感じ、珍らしく独りでぶらぶら六本木の夜町へ散歩に出たり、晩飯の膳にビールを一本註文したりするのだった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
ニ・アシユ・ランゲ・グル(をを、汝立木人よ)キサラハ・ランゲ・シヌブル・カムイ(をを、汝木の皮の尊き鬼神よ)オー・トイヤン・クツタリ(汝地上に拡張せる者よ)総て善し、吾は拝せり。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
ニ・アシユ・ランゲ・グル(をを汝立木人よ)キサラハ・ランゲ・シヌブル・カムイ(をを汝木の皮の尊き鬼神よ)オー・トイヤン・クツタリ(汝地上に拡張せる者よ)総て善し、吾は拝せり。
— 北原白秋 『篁』 青空文庫
何でも、そこらの山林にいる伐木人夫どもが、たまに酒でも飲みにやって来ようという、ほんの五、六戸の部落らしかった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
「夫れ宇宙の間、山川草木人類鳥獣の属ある、猶人の身体の四支|百骸あるがごとし。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
さらに手箱のうちから一具の鋤鍬と、一頭の木牛と、一個の木人とを取り出した。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
それらを竈の前に置いて水をふくんで吹きかけると、木人は木馬を牽き、鋤鍬をもって牀の前の狭い地面を耕し始めた。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
三娘子はさらにまた、ひと袋の蕎麦の種子を取り出して木人にあたえると、彼はそれを播いた。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫