度の強い眼鏡
どのつよいめがね
表現名詞
標準
powerful spectacles
文例 · 用例
それが非常に度の強い眼鏡を二つも掛けなければ能く見ることが出來ない程の近視眼から遂に物事に間が拔けて勢ひ滑稽の分子が附纒うたに相違ない。
— 長塚節 『記憶のまゝ』 青空文庫
」 度の強い眼鏡の底から光る沖の話に聞き手たちは笑ったり黙ったりしているうちに、次第に身動き出来ぬ世界の中へ頭を落し込んでいって暫く何も云わなかった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
度の強い眼鏡の中の鋭い目玉、女たらし然と威張った色男。
— 坂口安吾 『机と布団と女』 青空文庫
小谷恒は度の強い眼鏡をかけ、ある夕方遅く、迢空とつれ立ってお菜を買いに出かけた。
— 室生犀星 『我が愛する詩人の伝記』 青空文庫
玉の井の女をイロ(情婦)にしてて――それを最近、よそへクラ替えさせたんだが、そんな文士の噂を聞いたことはないかい」「さあねえ」 度の強い眼鏡のツルに手を当てて、顔全体を俺の眼から隠すようにして、彼は、「そのことで、君――そのことだけで、それを聞くだけのことで、僕に会いに来たのかい?
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
「四郎さん、顔色が悪いね」「いやなこと言うな」「ひどく痩せたな」「大きなお世話だ」「事実を言ってるだけだよ」 事実と言えば――と玉塚は度の強い眼鏡の奥から俺を見据えて、「この間、浅草へ行った」「浅草がどうかしたのか」「オカマのロクとかいう男に会った」「それがどうした」「もと役者だって……?
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は度の強い眼鏡をかけて、本を熱心に読んでいた。
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私の父は目が悪く、いつも度の強い眼鏡をかけている。
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度数の合わない度の強い眼鏡は、目に負担をかける。
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