曲学
きょくがく
名詞
標準
inferior scholarship
文例 · 用例
曲学阿世の徒はこの肯定にも「やむを得ない」場合の外はなどと言ふであらう。
— 芥川龍之介 『或旧友へ送る手記』 青空文庫
おまへは、他日、一人の男として、昂然とみづから立つことが出来る、清く雄雄しく立つことが出来る、また思ひ切り人と自然を愛することが出来る、(征服の中枢は愛である、)また疑惑と、苦痛と、死と、嫉妬と、卑劣と、嘲罵と、圧制と、曲学と、因襲と、暴富と、人爵とに打克つことが出来る。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
少しく自分の説と異なればただちに曲学阿世だとか、俗論だとか売国的説だとか異端だとか議論はそっちのけにして、論者の動機やら人格までをかれこれ言うようなことは、度量の狭きを示すと同時に、進歩する余地なきことを自白するのである。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
――それは戯曲学校の年とった先生で、一週に一回ずつ教えに来るのでした。
— ――近代伝説―― 『白塔の歌』 青空文庫
然し彼女を戯曲学校に入れることは、陳慧君がどうしても承知しませんので、彼も諦めましたが、それからは、歌曲はその芝居を知っていなければ本当にうたえるものではないといって、稽古の時には必ず、自分でその芝居の所作をやってみせました。
— ――近代伝説―― 『白塔の歌』 青空文庫
曲学阿世の譏があってはならぬ。
— 喜田貞吉 『道鏡皇胤論について』 青空文庫
曲学阿世の学者が無理やりに過去の日本歴史から造り出した教訓的臭味を感じさせない。
— 永井荷風 『海洋の旅』 青空文庫
曲学阿世の風が盛であつた宝暦の時代にも馬文耕といひ志道軒といふが如き畸人が現れた。
— 永井荷風 『来訪者』 青空文庫
作例 · 標準
権力者に都合の良いように歴史を解釈するやり方は、まさに`曲学`と言えるだろう。
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学問の自由を盾に、都合の良い論理をこね回す`曲学`は許されない。
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彼は、学問の本質から外れた`曲学`で名声を得ようとした。
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真実を追求せず、迎合することだけを考えるのは`曲学`の道だ。
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