沖仲仕
おきなかし
名詞
標準
longshoreman
文例 · 用例
荒療治 (山本勝治氏) ある港町の沖仲仕達を組織化しようとしてゐる一人のコンミユニストが、大事な仕事を前にして自分の固い決意の弛緩をふと意識する。
— ------------------------------------------------------- 『『戰旗』『文藝戰線』七月號創作評』 青空文庫
(これらの表現は、権右衛門が屡々人に話す時の表現による)その夜、無料宿泊所のない時代(大正元年)のこと故、天王寺公園のベンチで、太左衛門橋で会った花子のことを悲しく想い出しながら一夜を明し、夜が明けると、川口の沖仲仕に雇われた。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
河岸っぷちのは鳶人足や沖仲仕が行くところなんだから、がらがわりいんですよ。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
鳶人足、沖仲仕など勇みはだの者が多いといったのは事実であるとみえて、そのうち三人の背から腕には、倶利伽羅紋々の勇ましい彫りものが見えました。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
それをやりに来る若い衆や沖仲仕などもあるのだ。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
沖仲仕の元じめとしての作家火野の生活の感情というものも、この意味からはなかなか興味があると思う。
— 宮本百合子 『文学と地方性』 青空文庫
沖仲仕という職業、その職業での伝統、その伝統にある感情というものは、職業のもたらす性格という一点では、各地方に分散する同じ職業者の心理、情緒と相通ずるものをもっていることはうなずけると思う。
— 宮本百合子 『文学と地方性』 青空文庫
そしてすぐ湊町四丁目の口入屋の手を経て東出町の沖仲仕の権蔵部屋に送られた。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
作例 · 標準
例句