菜っ葉服
なっぱふく
名詞
標準
(light blue) overalls
文例 · 用例
それでも、菜っ葉服を着て銀座裏のバアの前に立っている写真など、二、三枚あった筈ですが、いつのまにやら、無くなりました。
— 太宰治 『小さいアルバム』 青空文庫
その把手を菜っ葉服の一人が両手でしっかと引き降しに圧えた刹那である。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
菜っ葉服はただ、上下槓を下げまた上へ放つ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
截断された丸太が、ころりころりと、ころがって他のレールへ移ると、敏捷く菜っ葉服の一人の手へ捕えられ、重々とこの吊り下った大きな斧の下へ立たされ、ちょいと縁を割られ、くるりとなると、また他の縁をちょいちょいと割られ、ぱんとまた、二つ三つに割られて、ぱらりとなる。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
何とまた其処らに動いている菜っ葉服の人間の、そうして参観人の私たちの小さなことだ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
その間の菜っ葉服の恐慌は、何とまた高麗鼠のようではないか。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
菜っ葉服らのそれは、敗戦の実証であって、抄紙機に駆使され頤使されて、周章狼狽の果ての過失から、まざまざと彼らは弱者たる彼ら自身を彼らの運転する機関の前に曝さねばならない惨めなジレンマに堕ちてしまったといっていい。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
電機工をしていた頃、彼の菜っ葉服のポケットには村口多鶴子のプロマイドがはいっていたこともあった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
作例 · 標準
父は作業着として、昔ながらの菜っ葉服を愛用している。
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戦後の日本では、多くの労働者が菜っ葉服を着て働いていた。
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その絵画には、菜っ葉服を着た農夫が畑で働く姿が描かれている。
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